Peru Hopで行くPeru旅 2日目。
 砂漠のオアシスを出発し、Piscoツアー、Nazcaへと進む。

ツアー出発の前に → Peru hopとは
Peru Hop 【Day1;Lima-Paracas-Huacachina】

起床

6:00 砂漠の朝日を見たかったので早めに起床。
 もっと早く起きたかったけど深夜まで続いていた昨夜の宿の爆音騒ぎで眠れず、この時間になってしまった。
 ちなみにこの日のHuacachinaの日の出時間は5:59。外はどん曇りだったのでどちらにせよ日の出は見れなかった。

参照;日の出日の入り時間検索 ペルー ワカチナ日の出日の入り時間

砂漠登り

7:00 着替えてホテルを出発。昨日、行ってみたいと思っていた砂漠の山に登ってみることにした。

オアシスを挟んで反対側の山に挑む

 一歩進むごとに砂に足をとられ、昨日以上の急斜面。自然と目線が足元に行ってしまうけどたまに目線をあげると、砂漠の絶景と高すぎる場所の恐怖。歩ける道(?)幅も狭いので高所恐怖症じゃなくても少し足がすくむ。

sand mountain
歩けるところは幅が狭い
desert
山の中腹からみた砂漠の景色

 登ること約30分。頂上に到着。

oasis
town view
オアシスの反対側には街が広がる
sand surfing
サンドサーフィンをする人も。時間をかけて登り、降りるのは一瞬だった。

 この時間はこの景色をほぼ貸切状態。
 持ってきた飲み物とスナックで朝食。

inka chips

 体調悪くてPeruに着いてからこれくらいしかまともに食べられなかったInka Chips。この日の朝はやっと食欲が出てきてあっという間に平らげてしまった。
 今でもInka Chipsのファン。日本でも気軽に買いたい。

絶景の中のゴミ

 絶景から足元に目を移すと、お菓子やペットボトル、ビニール袋などのゴミが散乱している。
 風で舞ってきてここまでたどり着いてしまったのか、我々観光客が忘れていったものなのか。
 人間は自業自得で景観を崩す。

garbage
足元はゴミだらけ

 そこいらじゅうにゴミが散乱していた。一人じゃ拾いきれないしどうしようかと思っていたところ、さっき出会った女の子がいくつか拾いながら帰っていったのを見て、私も持てる分だけ拾いながら帰ることにした。

oasis

 どのくらい頂上で景色を楽しんでいたか。人も増えてきて、そろそろ降りようとしていたときに青空が顔を覗かしてきた。
 曇り空はカッコいいけどやはり、オアシスには青空が似合っている。

ランチ

 下山してランチにすることにした。
 街のランチ価格はだいたいどこも15sol(約¥488)。
 私は茅葺き屋根のバー【MO-K】でハンバーガーをいただいた。

 Huacachinaでランチするなら【MO-K】

lunch
ハンバーガーとペプシ 10sol (約¥325)+tip

12:45 Wild Rover Huacachina 集合、バス乗り場へ移動。
 他のホテルに泊まっていた人もここのホステルに集合し、みんなで移動。
 この日からガイドさんとバスが変わる。バスは広めで足置きがあり、昨日のバスより乗り心地が良い。

13:00 Huacachina出発

ピスコ屋さん見学【El Catador】

13:30 El Catador到着。
 バスを降りる時はまた同じバスに乗るので、貴重品だけ持って降りれば大丈夫。

el catador

 ピスコはワインと同じ、葡萄を原料としたお酒。一度ワインを作り、そのワインを蒸留させたものがピスコになる。
 作り方と味が違うけど、PeruとChileを代表するお酒。

pisco tour
El Catadorのスタッフさんが英語で案内をしてくれる。
たまたまここにいる観光客の9割がCanadaからの人で驚いた。日本人は私一人。
pisco machine
蒸留の装置
pisco bottle
蒸留のためのポット

 ワインの産地、山梨出身なのでピスコという飲み物がすごく興味深かった。とは言っても、お酒は昔からそんなに飲まないので全く詳しくないし、味がわかる人間じゃないけど。

cheers

 一通り外で見学を終えた後はお待ちかねの試飲タイム。
 飲めない人や、子どもには葡萄ジュースを振る舞ってくれる。

 これがすごく楽しかった。1人ずつに1口のピスコが渡されると、ペルー式の掛け声で乾杯をしてから口に含む。
 6種類くらいを試飲させてくれたけど1回1回掛け声が違っていた。みんなで乾杯!を叫ぶのでテンションが上がる。
 味はとにかく強い!というのが第一印象。喉が熱くなる感じ。Lucuma味とかCoco味は比較的飲みやすかった。

pisco

 試飲のあとはしばらく自由時間。ピスコやチョコレートなどのお土産を買ったり、アイスクリームを食べたり、トイレに行ったり。

chocolate shop
wash room
ここのトイレにはトイレットペーパーはあるけど便座がないので注意
statue

14:45 ワイナリー出発
 出発してしばらくすると、車内にガイドさんがまわってきてくれて、Nazcaでの夕食はどうするかのインタビューがある。
 ガイドさんと一緒におすすめのレストランへ行きたい場合はメニューを決め、20sol(約¥650)をその場で現金で払う。

Nascaの地上絵見学は5分

17:15 地上絵展望台 到着
 この旅でとても楽しみにしていた地上絵見学。
 日本人なら地理や歴史に詳しくなくても名前とどういうものかは知っている、Nazcaの地上絵。
 前々からここには1泊しようと思っていた。セスナに乗るか乗らないかはPeruに着いても悩んでいた。
 でもPeru hopでは、ここがあまり注視されていない。滞在期間が自由なのでもちろんNazcaで1泊することもできるんだけど、出発のLimaでガイドさんに「あそこはなんもないから長期滞在はおすすめしないよ」とも言われた。

 そして、セスナに乗ろうか悩んでいたのは、”セスナ酔い”が心配だったから。
 一生に一度だから。せっかく行くのだから と乗りたいのは山々。
 でも乗った人の感想をみると、ほとんどの人が「セスナ酔いが辛すぎた」とのコメント。そして「見れても小さくしか見えない。」「酔いすぎてカメラのファインダーを覗くのが大変だった」というものも目にした。
 「南米に一人で行くことだけでもすごいよ。」と自分を慰め、セスナは断念。そしてNazcaには宿泊しない、Peru hopのスタンダードなコースで行くことにした。

nazca road
observatory

 展望台があるのはNazca市内から24km離れたところにある、一見ただの広ーい場所。地上絵はどこに?憧れの場所に足が着いているだけでワクワクする。
 地平線がカッコいい。世界って広い。

new observatory
新しい展望台

 私たちが登る古い展望台の向かい側にはもう一つ頑丈そうな展望台が。日本人の援助で建てられたものらしい。

observatory

 いよいよ展望台に登る。
 ここで本来入場料を払うが、Peru hopのメンバーは料金込なので払わず、順番待ちの列に並ぶだけ。
 他のツアーバスも時間が被っていたので展望台に登るのは結構な人数。10人くらいを1組にして、5分ずつ入れ替え制で見ることになった。

observatory
ドキドキしながら上へ登る。いよいよ地上絵だ
nazca lines tree
nazca lines hand

 想像よりずっと小さい。でも有名な”ハチドリ”や”サル”ではわからなかった、線の描き方を見れて驚いた。
 大きな岩やブロックが並んで線になっているのかと勝手に想像していたので、まさか地面が削られているだけで何千年もの間絵が残っているとは思わなかった。
 展望時間の5分は本当に一瞬。
 思っていたより小さかった地上絵だけど、不思議な魅力があったし、感動した。まだまだずっと眺めていたかった。

new observatory
新しい展望台は登っている古いものより高い

17:40 展望台出発
 まるで別の星に来たみたいな絶景の中をバスが走る。

ディナー【Chifa Liqui】

18:05 Nazca市内に到着
 広い場所にバスが停まり、そこから少し歩いてレストランへ向かう。
 集合時間だけ確認して私は一人別のお店へ。

chifa outside

 Nazcaの街にはカフェとかお洒落なお店が並んでいて、どこに入ろうか決めるまでに時間がかかった。
 お店の前にメニューが出してあったので、財布に優しいお店にすることに。
 Peruの地元の人にも人気の、Chifaのお店。
 ずっと悪かった体調もずいぶん良くなっていて、食欲も復活。久しぶりのガッツリした食事。

 wifiが使えたので次の宿をとることができた。もっと早めに取ればいいのに。肝心なことを後回しにしてしまう。

dinner
チャーハンとスープ11sol(約¥358) お水は1sol(約¥33)

 地元っぽい人がたくさん入っているだけあって美味しい。
 集合時間まで時間がなかったので駆け込んで食べる。

 Nazcaで安くて美味しい中華【Chifa Liqui】

 Nazcaの街は薄暗い夕方にバスからレストランまで歩いただけの素通り。食事処の他にお土産屋さんもあり、もう2時間ほどは見て回ってみたかった。泊まってゆっくりしてもよかったかもしれない。

夜行バス

19:00 Nazca出発
 約1時間の食事休憩をすると夜行バスの旅が始まる。バスの座り心地が昨日より良くなっていたのが納得。
 膝掛けを一人一枚貸してもらえるけど、上着やネックピローなど暖かく、快適にバスに乗る工夫をした方がいいかも。
 
 この道中は結構しんどい。車内も外も真っ暗だったので状況はわからないけど、体感的にずーっと山道。
 基本は舗装がしっかりとされた道だと思うけどたまにガタガタ揺れるところがあったり、右に左に身体が傾き、ゆっくり寝ていられない。
 安全第一のPeru hopなのでスピードを落として揺れが少なくなるように運転してくれている感じはあるけどしんどかった。
 心配な人は酔い止めの服用がおすすめ。
 ちなみに私は車酔いしやすいタイプ。今回は食べたばかりでお腹が満たされているためか、酔わずに済んだ。

 早朝4:00
 ようやく眠れたかも。という感覚のところでバスの明かりが付きArequipaに到着。

※料金;2019年10月 日本円換算;2019年10月