マチュピチュに行きたい。でも自力で行くとなると飛行機?バス?
飛行機は高額な上に高山病になるリスクも高い。
ローカルバスは治安が心配。聞いたこともないくらい長距離すぎて身体が心配。いちいち行き方調べるのが面倒。
”一人で南米旅行”というだけで緊張しているのにこれ以上のストレスはただの罰ゲームにしか思えなくなってくる。そんな思いまでして何しに行くの?って。
でもPeru Hopがほとんどの心配を取り除いてくれて、きっと自力で行くよりも多くの感動を教えてくれる。
Peru Hopについて
Peru のLimaからBolivia のLa paz までを繋いでくれているツアーバス。選べるルートはLimaからLa pazまでのフルコースやCuscoからLimaに向かうコースなど全部で22パターン。コースによって値段や所要日数が違う。
Peru Hop22種類のルート
コースを選んだら乗る日も滞在したい日数もそこで何を見るかも自分で決められる自由度の高いツアーバス。
道中のハイライトとなるポイントには無料か有料のツアーが用意されていて自由に参加できる。
自力で調べるよりも遥かに楽で快適に旅することができるバスなんだ。
Peru Hopおすすめポイント【安全・安心】
Peru旅行でまず心配なのが治安。
せかいじゅうライフ
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TABIZIN
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こんな感じの”気をつけて”情報がたくさん出てくる。読むだけでストレスで私はバスで自力で行く場合のリスクをいろいろと被害妄想してしまった。何かを盗られる、迷子になる、怪我、殺される、事故る?
Peru Hopは安全を売りにしている。
ドライバーに過剰運転はさせない、ガイドが常駐していて、最も安全なバスとしての功績をもっているよ。とのこと。
実際参加してみて、バスの乗り心地で怖い思いをしたことは全くなかったし、乗客はほとんどが国外から来た観光客だった(カナダからの人が多かった)し、移動中は爆睡できたり安心して過ごせた。
Peru Hop安全性について
それから、高山病の心配も少なくてすむ。
標高の低いLimaから3400mのCuzcoに飛行機で一気に行くとなると、高山病になるリスクが高くなるとのこと。
参照:高山病を防ぐ20の心得――。重症化を防ぐことが一番の高山病対策です!
ひどいと死に至るという高山病。できる限りリスクを避ける方法はとりたい。
Peru Hopは数日をかけてゆっくりと高いところまで登っていく。
念のため薬を飲んだけど、3800mのTitikaka湖やCuzcoには身体に何の変化もなく無事に行くことができた。他の乗客も具合が悪くなっている人はいなかった。
それでももし高山病になってしまったとしても、英語ができるガイドさんが常駐してくれているのでひとまず安心できる。スペイン語圏で一人ぼっちで高山病になってしまったら、、と考えると怖い。
Peru Hopおすすめポイント【自由】
行きたい時に好きなルートで
22種類の中から希望するルートを決めたら、出発日も自分の行きたい日に設定することができる。毎日出発しているので自分の都合次第。
購入したチケットは365日間有効。予定が変わっても出発の12時間前までにネットで手続きを行えばOK。
そして、例えばデフォルトのルートではLimaを出発してParacasに数時間停まり次の場所へ移動する。でも、Paracasの自然を堪能したいっていう人はそのまま何泊でもして次の出発までParacasに滞在することができる。出発時間は毎日決まった時間だけど滞在日数はカスタムすることができる。
宿泊先の自由
高級ホテルに滞在する新婚旅行のカップルもいれば、私のように安宿に宿泊する人も。
Peru Hop特別価格のホテルも用意されているけど私はBooking.comのアプリを使っていたのでこれで全て予約していた。特別価格と言っても大差なかったように思う。
Peru HopのHostel Discounts
滞在先の行動も出発時間まで自由
PunoではTitikaka湖にボートで行けるオプショナルツアーが用意されている。別途料金はかかるけど、希望者は直前でも参加することができる。Punoで街を見たいって人はツアーに参加せずに出発時間まで自由に街を散策することもできる。
食事はガイドさんが「行きたい人はついてきて!」と誘ってくれて一緒に行くときがあったり、自分で好きなところに行ったり。ガイドさんと行くところは少し割高だけどPeru Hop仲間と一緒に食事ができて楽しかったりする。
Peru Hopおすすめポイント【楽】
出発日を予約したら、出発時間前にバスに乗るだけ。車窓からの風景を楽しんでいると目的地に到着。その地を堪能してまた時間になったらバスに乗り次の目的地へ。
一般のバスで行く場合、行き方を調べて、時間を調べて、小銭を用意して、荷物に注意しながら乗って、、と常に気を張らないといけないし苦労が多い。これがないだけで気持ちに余裕ができて、旅を楽しむことに集中ができる。
さらに、宿泊先の近くにバスをつけてくれるのでバス停からホテルまでの移動の心配をしなくてもすむ。
ただ乗っているだけでは旅をしている感じがしないと感じる人もいるみたいだけど、私はそんなこと全く感じなかった。おかげさまさまですごくいい旅ができた。
初めての南米長期旅行。楽しみたかったんだけど実際は不安と緊張だらけだった。Peru Hop で旅した数日は心を休ませることができた貴重な時間だった。
Peru Hopのおすすめポイント【ついでの絶景に行ける】
PeruはCuscoやNazca、Machupichuくらいしか頭になかった。 恥ずかしながらArequipa やPunoはPeru Hopに参加しようとしたときに知った名前だった。
LimaからCuscoまでのツアーにした私。その道中に停まった、一つ一つの場所が楽しすぎた。
Arequipaでは美しい白い街を堪能し、Punoでは湖上の生活を見てパスポートに特別スタンプを押すことができた。
個人旅ではその行き方を調べるだけで心が折れて行かなかったかも知れない場所。Peru HopのおかげでCuscoに向かうだけが目的ではなく、その途中途中の一生忘れられない経験も得ることができた。
Peru Hopおすすめポイント【得】
Peru Hopはローカルバスで頑張って行くよりは高い。面倒なのでローカルバスの値段をトータルしてみたことはないのでどのくらいの値段の差があるかはわからない。でも、私が利用したFull South To CuscoというLimaからCuzcoに行くコースは199USD(約¥21300)。
安全性やバスターミナルからホテルまでの移動の心配をしなくていいこと、行き方を調べなくてもいいこと、無料のオプショナルツアーなど全部ひっくるめて考えるとすごく安いしお得って考えることができる。
Peru Hop無料ツアー
Peru Hop残念なこと【WIFIなし】
全ての席にUSBポートが設置されているバスでも、車内の無料WIFIがない。
次の宿泊先をまだ予約できていなくて困ったときもあったけど、途中で休憩したところのWIFIをお借りしてなんとか予約ができた。
大事なことは予め調べておいた方がいいかも。
Peru Hop注意【ホテル予約】
Peru Hop旅行中に滞在する宿泊先は自由。そしてPeru Hopバスはその人の宿泊先に近いところで降ろしてくれる。
つまり、予め宿泊先を予約している必要がある。
私は「まだいっか」なんてのんびりやってたらガイドさんに「どこ泊まるの?」って車内で確認されて慌ててしまった。バスではWIFIが使えないため、休憩した場所のWIFIで急遽予約。
宿泊予定の前日くらいまでに予約は済ませておいた方がよさそう。
Peru Hop注意【バス乗り心地】
バスは出発から終点まで同じバスではなく、宿泊地点に来ると次の日は別のバスに代る。
Lima出発のバスは乗り心地がよくなかった。聞いていたUSBポートもないし、足元が狭い。椅子のヘッドが前にせり出てる形で頭が前に出てしまって落ち着かない。
でもHuwakachina発のバスのシートは広々していて足置きがあって座り心地がよくなった。
PunoからCuzcoに向かうバスは最高で、2階建の大きなバス。USBポートもあったし、椅子も完全にリクライニングとはいかないけど大きく倒すことができる。このバスのエンブレムがふと目に入ったけど車のメーカーなんてあまり知らない私でも知っている、あのMercedes‐Benzだった。
こんな感じでその日のバスによって乗り心地が全然違う。USBポートもあったりなかったりするのであまり期待しない方がいいかも。
そんなバスでも乗り心地が悪すぎて乗ってられないっていうまではなく、ローカルバスに比べたら遥かに快適だと思う。
それから、Nazca→Arequipa間とかは夜間になかなかの山道を長距離走る。日本の山道のような狭くて小刻みで速攻酔いと闘う道ではないけど、右へ左へ揺られてなかなか眠ることはできなかった。
私は車酔いしやすいタイプだけどこのPeru Hopの旅で酔うことはなかった。心配な人は酔い止めの服用を。
Peru Hop注意【トイレ】
バスにはトイレが備わっているが大便ができない。ガイドさんからバスに乗るたびに勧告される。「どうしても緊急の人は声をかけてね。」とのこと。休憩を随時とってくれるので車内トイレを使う機会は少ないと思う。
Peru Hop注意【スペイングリッシュ】
ペルーの公用語はスペイン語。そして乗客は世界中から。ガイドさんの案内は全てスペイン語と英語でされる。
Limaからの道中を担当してくれたCharlieは「俺、スペイングリッシュ(スペイン語+英語)だからよろしくね」と英語でいろいろと説明してくれた。けど、、
スペイン語は全くと言っていいほど、そして英語のスキルも自信のない私。英語圏の人の綺麗な英語を聞き取るのもやっとなのに、スペイン語訛りが入ると一気に難易度が上がる。
Peru Hopの利用にはある程度の語学力が必要。例えば集合場所とか時間は聞き逃せないので、もしわからなかったらガイドさんを捕まえて聞く。「英語にも自信がなくて。申し訳ないけどもう一度教えて」と尋ねると個別に丁寧に教えてくれた。
Peru Hopは世界中から来るお客さんを相手にしてきている。きっとこういう人間もたくさんいたんじゃないかな。ガイドさんはみんなとても親切でフレンドリーで元気。スペイン語も英語もろくにできなくても親身になってくれるので気軽に相談できる。
Peru Hop予約
HPから予約→Tickets&Trips
行きたい場所や日数を見て出発の12時間前までなら予約することができる。クレジットカード利用手数料5%がかかる。
オフィスで予約→Locate
Lima , Cuzco, La pazにあるオフィスへ行って予約。HPもわかりやすく書いてあるけど、心配なことは聞けるし話ながら予約できるので安心。現金で払うことができれば、クレジットカード利用手数料の5%がかからない。
宿で予約
私が宿泊したLimaのSelinaにはPeru Hopの相談カウンターがあった。
リマおすすめホステル【Selina Miraflores】
Limaのオフィスに行って予約しようとしていたけど宿でできてすごく便利だった。聞きたいことなどすぐに相談できて助かった。ここでもクレジットカードの支払いができるけど、やはり利用手数料はかかる。
他の宿でも相談カウンターがあればいいけど。なくてもたぶん有名なツアーバスだと思うのでフロントで聞けばオフィスを教えてくれるはず。
以上から予約が完了すると、登録したメールに日程表が届く。
Peru Hop車内もちもの
大きな荷物はトランクルームに入れるけど、バス車内で快適に過ごすための車内もちもの
■:必須 □:好み ☆:おすすめ
■パスポート・・携帯するのは基本だけど、最初はバスの中で回収して確認作業がある。
■現金・・道中、車内でガイドさんから有料ツアーの案内がある。旅の前に予約することもできるけど、急遽参加するっていう場合はガイドさんに直接支払うので現金が必要。ちなみにUSDの支払いも可能。
Peru Hop 有料オプショナルツアー
その他、休憩所でお土産屋さんがあったり、飲み物を買ったりするときにあるといい。Huacachinaのホステルでも現金のみだったので焦った。Peru Hopの道中、クレジットカードを使えたお店はほとんどなかった。
かと言って大金を持ち歩くのは危険なのでその日の最低限くらいにしておいて、大きな街のATMに行ったらおろすとかした方がいいかも。
■クレジットカード・・ワイナリーとかまさに観光でやっている、整ったところとかたまにカードが使える場所にも立ち寄る
■スマホ
■上着・・そもそもが10月であまり暖かくない時期にいったけどバス車内も寒かった。ブランケットを支給してくれるけど上着も持っておくといいとおもう。
☆日程表・・自分で確認したり、ガイドさんと話すときもこれを見ながらだと便利。
☆飲み物、食べ物・・Peru Hopからは何も支給されないのでバスの中で楽しめる飲み物やスナックは用意しておく。
☆音楽・・車窓からの絶景を見ながら自分の好きなBGMは最高
☆ネックピロー・・私は荷物になるからと持ってなかったけど、なんせ長距離移動なのであると楽。乗客の半数が使ってた。
☆モバイルバッテリー・・USBポートがないバスにあたった場合あると便利
☆薬・・酔い止めや高山病の薬 などお守りで。
☆日焼け止め・・日差し強め
☆タオル・・道中で海辺にも立ち寄る。ここはやはり足だけでもつかりたくなっちゃうのでタオルがあると便利。
□水着・・立ち寄る海辺も15分くらいしか滞在しないので、海入りたい!という強い想いがある方は。
□カメラ
安心、安全、自由で楽しい思い出がたくさんできるPeru Hopのバス旅。自力ではきっとスルーしてしまったであろうところにも行けてお得すぎるバスだった。何より、いちいち調べたり安全に気を配ったりっていうことがないだけでこんなにも旅って充実するんだって思った。
またペルーに行くときもPeru Hopにお世話になりたい。
※料金;2019年10月 日本円換算;2019年10月
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