U.S.のSeattleにStarbucks Coffee一号店があるのは有名で、連日、多くの観光客が訪れている。
お隣Canadaには知らない人はいないくらいの、どこに行っても見かけるドーナツ屋さん、Tim Hortons がある。気軽な値段でおいしくドーナツやコーヒーを楽しませてくれて、私も大好きだった。そんなTim Hortons にも記念すべき第一号店がOntario州のHamiltonにある。
Tim Hortons First Store in Hamilton
Hamilton はCanada東部のOntario 州にある都市。ほとんどの家の外装がレンガで景観が美しいと感じた。車で1時間のところに大都市のTorontoがあるが、ちょい田舎ファンにとってはちょうどいい規模。少し歩いただけだが好きな雰囲気で、もしここで生活できたら素敵だと思った。
google mapを頼りにTim Hortons 一号店を目指す。市バスで降りたところから、この道で合っているのかと不安になりながら閑静な住宅街を進む。
なじみの赤い看板が見えたが、外からだと第一号店という実感がない。Canada中、どこにでもあるからなんだか当たり前に見えてしまう。
朝の6時。9月中旬のHamiltonは上着が必要なくらい寒かったが、店内はコーヒーやドーナツの持ち帰りを希望するお客さんでいっぱい。二十扉になっていて、外の扉ぎりぎりまで行列ができていた。
カウンターの横に目を移すと、ここにしか売っていない、第一号店記念グッズが置いてある。トレーナーやTシャツ、オープン当初のカップデザインのタンブラーやマグカップ、トランプも! レトロなデザインで全部かわいい。こんな早朝から興奮して悩んだ買い物は初めてだ。
ずいぶん長いことかけてマグカップを選び、朝ごはんをいただくことにした。Double Double(砂糖とミルク2つずつってこと。)コーヒー$1.50(約¥124)と新商品のイチゴドーナツ$1.25(約¥103)。
ここの店舗は1階にカウンターテーブルと2階にも席がたくさんある。私は注文したコーヒーとドーナツ持って2階へ上がる。
階段を上ってすぐ目の前にオープン初期の店舗の再現があった。見た瞬間に興奮。ドーナツは色合いが素朴だけどそこがかっこいい。ゆっくり見たいところだが、はやる気持ちを抑えて席へ。まずはコーヒーが暖かいうちに朝食を取らなくては。
私にコーヒーを飲めるようにしてくれたのがCanadaのカフェ。Tim Hortons ももちろんその中の重大な要因の一つ。ミルク2つと砂糖2つを入れることを意味する、Double Double という、Tim Hortons 語のおかげで少しずつ飲めるようになった。
それから、ドーナツだってかなり助けてくれた。コーヒーと甘いものを一緒に楽しむと、おいしいということを教えてくれたんだ。
Tim Hortons 資料館
2階は半分が客席、半分が無料の資料館になっている。
昔のデザインはどれも魅力的で、資料館は想像以上に楽しめた。Tim Hortons を知らなかったり、興味を持っていなかったとしても面白いと思う。
私は歴史を観れたことでTim Hortons をもっと好きになった。どんなに量産されているものでも、その歴史を知ればそれをもっと好きになるということに気づかされた。
1964年、プロホッケー選手のTim HortonがHamiltonにオープンさせた一軒のコーヒーとドーナツショップ。
50年以上経って今やCanada国内だけで5000店舗に届くほどの規模を誇り、U.S.やEnglandにも進出しているお店だ。
日本でもいつの日かDouble Double を注文できる日がくればいいな。
参考;Tim Hortons https://www.timhortons.com/
※金額;2019年9月 日本円換算;2020年2月
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